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「日本に来たばかりで、日本語が分からない...」
「友達とは話せるけど、日本の学校の勉強は難しい。」
新型コロナウイルスの影響も少なくなり、海外ルーツ青少年の来日が増えています。一方で、コロナ禍で支援リソースが減ってしまった地域では、以前よりも海外ルーツの青少年支援の担い手不足や地域間格差が問題となっています。
本年度のminc事業では、海外ルーツ青少年の支援力向上と体制整備のための中間支援を実施します。第一弾として、海外ルーツ青少年の学習支援をテーマとした研修を開催します。
第一部では、海外ルーツ青少年への学習支援に関わりたいと考えられている方を対象に、第一言語ではない言葉(今回は韓国語)で学習することを実際に体験してもらった後、子どもたちが感じる言語習得における壁について理解を深めます。
第二部では、YSCグローバル・スクールで実践してきた学習支援のノウハウを紹介しながら、海外ルーツ青少年支援をされている/されていく皆様と、支援対象者を増やしていくための学習支援の工夫について考えていきます。
*本事業は、公益財団法人日本国際交流センター「外国ルーツ青少年の教育スタート支援」採択事業です。本事業は、NPO法人青少年自立援助センターが運営しています。
13:00-13:50 第一部「言語習得の壁 ー第一言語以外(韓国語)での学習体験ー」
海外ルーツ青少年への学習支援を検討されている方向け
ファシリテーター:mincコーディネーター
14:00-15:10 第二部「海外ルーツ青少年の学習支援の実践」
既に、海外ルーツ青少年への学習支援を実施されている方向け
講師:NPO法人青少年自立援助センター 定住外国人支援事業部
常勤講師 吉田 拓真
吉田拓真
(NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部 教科学習担当教務主任)
これまで国内外、小学生から大学生、技能実習生、生活者まで様々な学習者に日本語を教えてきた経歴を持つ。現在は、YSCグローバルスクールにて、子どもたち1人1人の人生に向き合い、社会で自身を活かせる授業展開を意識し、日本語、教科学習支援およびカリキュラム作成を担当している。