この事業について
About minc
海外ルーツ子ども・若者支援のノウハウを青少年支援現場に
『公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業minc-みんなでつくるインクルーシブ社会』は、特定非営利活動法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部が運営しています。この事業の愛称であるmincには、社会に暮らすみんなで、インクルーシブな、「共生社会」の実現に向けて歩んでいきたいという想いを込めました。
mincは、その第一歩として、さまざまな公益活動法人が、海外にルーツを持つ子ども・若者にも支援を提供できるよう、必要な合理的配慮やノウハウの獲得をサポートするネットワークを作ります。オンラインでの情報共有、情報交換のほか、合理的配慮に必要な研修機会や、実際の海外ルーツ青少年支援現場で実践を行い獲得したノウハウ等を自団体の中に浸透させるため、学習支援・多文化対応推進のための伴走支援を提供します。
特定非営利活動法人青少年自立援助センター
定住外国人支援事業部 田中宝紀
日本は現在、急速に「共生社会」の実現に向けて歩みを進めています。多様な人々がともに暮らしていく上で、それぞれのニーズに応じた特別な支援が必要不可欠です。海外にルーツを持つ方々に向けては、日本語教育機会や情報の多言語化がそれにあたります。
一方で、人が社会で生活してゆく以上、医療や福祉をはじめとして、言語やルーツ、国籍などに関わりなく、普遍的に必要とされる支援や社会資源があります。こうした社会資源のすべてを海外ルーツの方々向けに特化して作ることは現実的ではなく、合理的な配慮の下に「日本人」と同じ資源を活用できるように、体制を整備してゆく必要があります。
mincでは、海外にルーツを持つ青少年やその家族が活用できる社会資源のすそ野の拡大を目指し、私たちが培ってきた支援ノウハウ等をすでに子どもの貧困や若者支援、障害福祉などの諸領域において実績を有する公益活動法人に提供します。ぜひ、みなさんの支援を、海外ルーツの青少年やその家族にも届けていただきますよう、お願いいたします。
『公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業』(minc-みんなでつくるインクルーシブ社会)は、特定非営利活動法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部が運営しています。
※本事業は新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援助成「外国ルーツ青少年の教育スタート支援」(公益財団法人日本国際交流センター)採択事業です。
特定非営利活動法人青少年自立援助センター(本部:東京都福生市)は1977年に、前理事長である工藤定次(くどう・さだつぐ)が立ち上げた「タメ塾」の活動が原点となっています。タメ塾は、不登校や非行などで学校からドロップアウトした子どもや、障がい児など多様なニーズを持つ青少年を合宿でサポートをしてきたフリースクールの先駆け的存在です。 |
特定非営利活動法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部は、2010年から海外にルーツを持つ子どものための専門的教育支援事業として活動を開始。子ども・若者のための日本語教育や学習支援を行う「YSCグローバル・スクール」の運営、地域若者サポートステーションとの連携による自立就労支援、オンライン会議システムを活用した遠隔教育支援などを通して、「多様性が豊かさとなる未来」の実現を目指しています。 特定非営利活動法人青少年自立援助センターの定住外国人支援事業部の活動を知る |