公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業 minc-みんなで作るインクルーシブ社会

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2020.07.27 講座情報

【開催報告】緊急オンラインセミナー『コロナ禍における外国人支援と情報提供』(NPO法人 国際活動市民中心(CINGA) コーディネーター 新居みどり様)

コロナ禍における外国人支援と情報提供

コロナ禍における外国人支援と情報提供

2020年5月26日(火) 、公益活動等支援者向け・緊急オンラインセミナーとして、NPO法人 国際活動市民中心(CINGA)からコーディネーターの新居みどりさんをお招きし、『コロナ禍における外国人支援と情報提供』をZoomにて開催しました。

50名を超えるお申込みをいただき、皆さまと活発なディスカッションをすることができました。
ありがとうございます。

また、新居さんのお話のあと、当団体「日本語教育コーディネーター」の田代奈緒子より、『支援者向け:日本語が得意でない方とのコミュニケーション手法』と題して、やさしい日本語のレクチャーもさせていただきました。


イベント概要

募集の際に用いたイベントの趣旨・概要を再掲させていただきます。

【コロナ禍における外国人支援・情報提供】

新型コロナの影響は社会のあらゆるところに発生しており、日本で生活する外国人や海外にルーツを持つ方々にとっても例外ではありません。解雇や収入減少に伴い、経済的に苦しい状況に追い込まれる外国出身者も顕在化しはじめています。また、生活状況の悪化により、海外ルーツの子どもたちにも、その影響は及んでおり、適切な情報提供と支援機会の継続が重要です。

現在日本語を母語としない人たちに向けて、様々な支援情報が行政や支援団体によって多言語化され発信されていますが、本当に必要な当事者にはなかなか届いておらず、複雑で多岐にわたる支援策を活用したくてもできない外国人は少なくありません。

コロナ禍の中で、日本に暮らす外国人はどのような状況にあり、どのようなことに困っているのでしょうか。また、外国籍の方々でも活用可能な支援や施策にはどのようなものがあるのでしょうか。

このセミナーでは、在住外国人を巡るさまざまな問題・課題解決を目指し、市民活動を通して多文化社会の構築をめざす専門家(弁護士、医師、日本語教師、通訳者など)集団として、2004年より活動し、新型コロナにおいてもいち早く相談センターの立ち上げなどに尽力してきた、NPO法人国際活動市民中心(CINGA・シンガ)より、コーディネーターの新居(にい)みどりさんをお迎えしてお話を伺います。

また、日本語があまり得意でない対象者とのコミュニケーション・情報提供のコツややさしい日本語について、日頃より海外ルーツ青少年や外国人保護者の支援に携わっているNPO法人青少年自立援助センター日本語教育コーディネーターと共に、実際の事例などを通して学びます。

本セミナーは、全国各地で子どもの貧困、教育、就労、福祉などの多様な領域において青少年やその家族を対象に公益活動を行う団体等の職員、支援者を対象として開催いたします。
すでに利用者やその保護者の中に海外ルーツの方々が含まれる団体や、今後利用が予想される支援者の方々、その他、行政や企業等、日ごろの業務において外国人や海外ルーツの方々とのかかわりを持つ方々の参加を歓迎します。

【日時】2020年5月26日(火)午前10時~12時
     *途中入退場が可能ですが、セミナー内容の性質上、第2部開始後(11時20分~)は入室を制限します。
【会場】zoom(オンライン会議システム)
    *参加申し込み後に参加用URLをお送りします。
【対象】外国人や海外ルーツの青少年と関りのある/かかわりを持つ可能性がある公益活動法人等で活動する支援者の方など

【スケジュール】
第1部:10:00~11:10
    『コロナ禍における外国人支援と情報提供(仮)』
        講師:NPO法人国際活動市民中心(CINGA・シンガ)
        コーディネーター 新居みどり(にい・みどり)氏

第2部:11:15~12:00
   『支援者向け:日本語が得意でない方とのコミュニケーション手法』
   講師:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部
        日本語教育コーディネーター・田代奈緒子(たしろ・なおこ)氏

【主催】公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業
    ”minc-みんなでつくるインクルーシブ社会”
    (運営:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部)

<講師について>

新居みどり氏(NPO法人国際活動市民中心(CINGA)コーディネーター)
多言語・多文化に関連する専門職集団であるCINGAにて、地域日本語教室、外国人のための専門家相談、コミュニティ通訳等の分野で事業コーディネートを行う。浦安市国際センター、東京外国語大学多言語多文化教育研究センター、IOM(国際移住機関)勤務を経て、2011年より現職。2012年よりCINGAが受託した東京入国管理局主管「外国人総合相談支援センター」2018年より「外国人技能実習機構母国語相談センター」事業に従事。また、2020年4月に設置された「東京都外国人新型コロナ生活相談センター(TOCOS)」の立ち上げ及び運営に協力。

NPO法人国際活動市民中心(CINGA・シンガ)
2004年設立。会員数40名。すべての会員が、在住外国人を巡るさまざまな問題・課題解決を目指し、市民活動を通して多文化社会の構築をめざす専門家(弁護士、医師、日本語教師、通訳者など)である。会の特徴として、社会的課題に対して、会員の高い専門性を活かしてコーディネーターを中心にプロジェクトチームで対応していること。また、会として、人と人、組織や団体の活動を有機的に結びつけるためのコーディネート、コンサルティング機能を有していること。新型コロナについても1月に課題の重要性を認識し対応をはじめ、相談センター、オンライン専門家相談会、食糧支援等、必要なプロジェクトを迅速かつ有機的に立ち上げて対応してきた。

田代奈緒子氏
(NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部・日本語教育コーディネーター) 
学生時代、神戸で日本語支援を通じて外国にルーツをもつ子どもたちと出会う。 
修士論文は「外国にルーツのある子どもの読解力から考える学習指導方―B-DRA評価ツールと小学校社会科の教科書を通してー」。卒業後は国内外、小学生から大学生、留学生、生活者など多くの日本語学習者に日本語を教える。日本語の学習を通して垣間見える一人一人の人生に思いを寄せ、現在は海外にルーツをもつ子ども・若者のキャリア支援を軸に活動中。日本に繋がる子どもや若者が、自分らしさを大切にしながら、日本社会で自身の持つ力を発揮できるようなサポートを心掛けている。

<主催団体について>
mincは、これまで日本人の青少年を主な支援対象としてきた公益活動法人が、海外にルーツを持つ子ども・若者にも同様の支援を提供できるよう、必要な合理的配慮やノウハウの獲得をサポートするネットワーク事業です。
mincは、2010年より年間120名以上の海外ルーツ青少年を支援する、NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部が運営しています。
(本事業は休眠預金等活用事業「外国ルーツ青少年未来創造事業」(公益財団法人日本国際交流センター)採択事業です)

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