news
2020年6月16日(火)と6月23日(火) の2日間にわたり、公益活動等支援者向け・オンライン連続講座として『海外ルーツ青少年支援入門』をZoomにて開催しました。
募集の際に用いたイベントの趣旨・概要を再掲させていただきます。
日本には多くの海外ルーツの方が暮らしています。日本で生きていく中で生活困窮、いじめ、心の病など悩みを抱える方も場合も多いです。そして、新型コロナウイルス拡大の影響で事態がより深刻化しているケースも多く、子どもたちもその影響を大きく受けています。
保護者が解雇され生活困窮に陥ったり、外出できずストレスを抱えていたり、学校に通えないことで日本語の支援が受けられず思うように勉強ができなかったり。このように支援を必要としている子どもが多くいる一方で、ことばが通じない、外国人へどう対応すれば良いのか分からないなど、海外ルーツの方も支援者側も躊躇してしまいうまく支援につながらないこともあります。
本セミナーは全2回の連続講座で、YSCグローバル・スクールのコーディネーターと共に海外ルーツ青少年・保護者支援の基本を学びます。海外ルーツの子どもや保護者と上手く信頼関係を築きながら支援を行うためのヒントをご提供いたします。
これから海外ルーツの青少年への支援を始めたい・始めたばかりの、貧困、教育、就労、福祉などの多様な領域の公益活動法人等で活動する支援者の方のご参加を歓迎いたします。
【日時・内容】
第1回:2020年6月16日(火)午後7時30分~8時30分
『海外ルーツ青少年の現状と課題』
講師:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部
minc事業 プログラムコーディネーター 山田拓路第2回:2020年6月23日(火)午後7時30分~8時30分
『海外ルーツ青少年・保護者支援のマナーと心がけ』
講師:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部
多文化コーディネーター 平野成美※第1回・第2回どちらかのみのご参加も受け付けております。
【会場】zoom(オンライン会議システム)
*参加申し込み後に参加用URLをお送りします。【対象】公益活動法人等で活動する支援者の方などで外国人や海外ルーツの青少年と関りのある/かかわりを持つ可能性がある方
【主催】公益活動における海外ルーツ青少年受け入れ体制推進事業
”minc-みんなでつくるインクルーシブ社会”
(運営:NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部)<講師について>
山田拓路
(NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部 minc事業プログラムコーディネーター)
日本語教師、文化庁地域日本語教育コーディネーター。保育士。
2008年より東海地方のフィリピン人学校に入職した後、フィリピン人を主な対象とした保育所および就学支援教室等を設立・運営。1年あまりのカナダ留学を経て、2019年より現職。Twitterを中心にオンライン上で海外ルーツの子どもの情報発信にも取り組んでいる。
平野成美
(NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部 多文化コーディネーター)
福生市にあるYSC グローバル・スクールで2016年から多文化コーディネーターとして、年間約100名以上の海外ルーツの子ども・若者とその保護者をサポート。子どもたちの学習環境の整備だけでなく、子どもや保護者の悩み相談や学校・他の機関等をつなぐ役割を担う。<主催団体について>
mincは、これまで日本人の青少年を主な支援対象としてきた公益活動法人が、海外にルーツを持つ子ども・若者にも同様の支援を提供できるよう、必要な合理的配慮やノウハウの獲得をサポートするネットワーク事業です。
mincは、2010年より年間120名以上の海外ルーツ青少年を支援する、NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部が運営しています。
(本事業は休眠預金等活用事業「外国ルーツ青少年未来創造事業」(公益財団法人日本国際交流センター)採択事業です)