このたび、NPO法人青少年自立援助センター 定住外国人支援事業部(YSCグローバル・スクール)は、公益財団法人かめのり財団が主催する「第20回かめのり賞」において、大賞を受賞しました。
かめのり賞について
かめのり賞は、日本とアジア・オセアニアにおいて、若い世代を中心とした相互理解・交流の促進や人材育成に草の根で貢献し、世界の平和と共生社会の実現に寄与する個人・団体を顕彰する賞です。
(かめのり財団公式サイトより)
第20回からは、地域に根差した共生社会づくりや青少年育成、多文化理解などにつながる先駆的な活動が重視されています。
今回は書類選考とプレゼンテーション選考を経て、当事業部を含む2団体が大賞に選ばれました。11月に開催される「かめのり財団設立20周年記念フォーラム」にて、表彰式が行われる予定です。
YSCグローバル・スクールの取り組み
YSCグローバル・スクールは2010年の開設以来16年にわたり、海外にルーツを持つ子ども・若者・生活者への日本語教育や教科学習、進学・就労の支援に取り組んできました。東京都福生市の教室とオンラインの両方でクラスを開講し、住んでいる地域に関わらず支援を受けられる体制を整えています。これまでに支援してきた子ども・若者・生活者は5,000人を超えます。
近年は、全国の支援団体へのノウハウの共有や体制づくりの伴走、団体間のネットワークづくりといった中間支援にも力を入れています。
これまでの歩み
- 2010年文部科学省と国際移住機関(IOM)による「定住外国人の子どもの就学支援事業(虹の架け橋教室事業)」を受託し、定住外国人支援事業部を開設
- 2015年文科省が同事業を2014年度末に終了したことに伴い、自主事業化。スクール独自の奨学金基金制度を開始
- 2016年オンラインによる遠隔教育を開始
- 2020年中間支援事業「みんなでつくるインクルーシブ社会ネットワーク(minc)」を立ち上げ、自治体から日本語指導業務を初めて受託
- 2021年「海外ルーツの若者・生活者のための日本語・就労支援事業」を開始
- 2024年「休眠預金活用事業」の資金分配団体(緊急枠)に採択
- 2025年「外国ルーツ子ども若者教育支援次世代リーダー育成プロジェクト」を開始
活動奨励金の活用について
副賞としていただく活動奨励金100万円は、YSCグローバル・スクールの卒業生やその保護者を対象とした追跡調査に活用する予定です。
これまでの支援が、子ども・若者のその後の歩みにどのような影響をもたらしてきたのかを明らかにし、専門的な日本語教育や進学・就労支援の必要性を広く社会に伝えていきたいと考えています。
今回の受賞は、日々学びに向き合う子ども・若者・生活者とそのご家族、そして連携・協働してくださっている自治体や学校、支援団体の皆さまのおかげです。職員一同、心より御礼申し上げます。
これからも「多様性が豊かさとなる未来」をめざし、海外にルーツを持つ子ども・若者が安心して未来を描ける社会の実現に向けて取り組んでまいります。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
